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十二月と伊勢丹3




前回の続きです


経堂での新生活も慣れてきた年の暮、今より大分スリムだった僕はコスチュームナショナルのパンツを買いに師走で賑う新宿伊勢丹に出かけました。


試着だけ済ませた店を後にしてエスカレーターを上り5階にある和洋食器類を眺めていると⁉️


風情ある絵付の小さなお皿を発見!デザインとサイズ(豆皿なので小さい)が気に入りセット(5枚)で購入。


僕は和食器コレクターでも九谷焼マニアでもないですが、後に調べたところ『青郊窯 九谷焼3寸豆皿』というお皿でした。


本当は皿だけにサラッと笑 一回でブログをまとめようとしましたが、素面で和食器を語れるほど高尚な人間ではない僕にはインテリアハナワのブログをご覧いただいている皆さんへお見せするにあたり、全二回の『助走』(前文)が必要でした。


今でも十二月の年の暮れにこの豆皿を眺めていると、当時のことが色も褪せることなく静かに思いだされます。


椎名林檎女史が歌った(群青日和 曲中の歌詞)『突き刺す十二月と伊勢丹の息が合わさる衝突地点』とは、僕にとって『経堂』だったのかもしれません。




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