レトロ自販機ミュージアム
- 塙 陽一
- 2023年5月5日
- 読了時間: 3分
更新日:4月9日
インテリアハナワのブログをご覧頂きありがとうございます。
前回まで続いたアパートのフルリノベーション工事も無事に完了、募集後即入居となり一安心しました。
また、合計14回にも及ぶ長編ブログに最後までお付き合い頂きありがとうございました。
連日のリノベ工事が完了、数日休暇をとり以前から訪問したかったレトロ自販機ミュージアムに。
世代的に僕より上の年代の方がリアルタイム、当時僕は保育園か幼稚園くらいでした。
最初に一番思い入れがあるハンバーガー自販機向かいました。
目の前にあらためてと眺めると感動して軽々しくボタンなんて押せやしません。
ノスタルジーなんて薄っぺらい感情ではなく昭和の原風景そのもの、当時の情景が脳裏に浮かびます。

40年前、隣町の麻生小学校正面(100m程先)にある佐原屋さんの店先にありました。
ドット式の数字が消えていくのが新鮮で面白く声を出しながら0(60〜0秒)になるまで数えたものです。

不二家自販機も懐かしく、久しぶりにトリコロールでサイケデリックなデザインを目の前に眩暈がしました。




ロッテのガムシリーズも色々な味がありましたね、スポーツする時はレモン、友達と遊ぶ時はフルーツ、たまに梅。
コーヒー味もあり、少し背伸びしてブルーベリーなど。
ミントとイブ(香水ガム)は味もデザインも別格、大人の嗜好品というイメージ。
当時自分には不相応だと考え自粛してました笑

この空間に半日も身を委ねていると、気忙しくなく寛容で大らかであったあの昭和の時代にタイムスリップしたような感覚を覚えた。
冒頭のハンバーガー自販機は僕にとってハンバーガーの原体験、僕の生まれ育った玉造町にはマクドナルドやモスバーガーも身近にはなく、原宿やアメリカ(外国に)に行けば食べれると本気で思っていた。
そんな環境下でのハンバーガー自販機、温められたハンバーガーが出てくるまで60秒を要するが「待つ時間」が思いのほかに楽しかった。
そう、昭和とは現代よりも不便な故に「待つ時間を楽しむ時代」であった。
アナログからデジタルになり、生活は大きく様変わりし利便性を求め過ぎて不寛容な社会になったように思うが、僕はこれからも自販機の消え入るドット式の数字を数えながらハンバーガーが出てくるまでの時間を楽しめる人間でありたいと思う。
人生は、手に入れた瞬間よりも「手に入れるまでの時間」のほうがはるかに長いのだから。
また、再訪しよう!
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